【英語が聞き取れない】原因は脳にあった!?|聞き方の“癖”

オーストラリアで生きる

こんにちは ☺︎ アメリカ留学とオーストラリア生活を経て、英語圏で10年ほど暮らしている、Yukaです!現在は翻訳資格取得を目指し、日々「ことばの伝え方」と向き合っていますニコニコ
また、オーストラリアの田舎で生活していることもあり、日常のほとんどをオージーの家族や友人たちと過ごす、英語漬けの生活をしています。そのため毎日ネイティブとの英語力の差に、良くも悪くも圧倒されています笑い泣きピリピリだからこそ気づけた「言語と脳のクセ」について、今日はシェアしていきますね!✨

英語がわからないのではなく、実は「聞けていなかった」

これは実に、私がASD優位のADHDという特性を持っていると診断されてから気づけたことなのですが、私は時々「人の話をちゃんと聞けていない」ことがあるんです。。。えーん
そしてそれは、英語だから理解できていないのではなくて、母語である日本語だったとしても、聞けていない可能性が大いにあるということに、自分を観察していく上でわかったのです。

英語で話していて相手についていけなくなる時、私は「英語だから仕方ない」と思い込み、英語のせいにしていました。けど、日本語で会話している時にも同じ現象が起きていたと気づいたんです真顔
次の章で、具体的な内容について触れていきますね!気づき

脳のクセ:先読みしてミスリード

話し手の言葉を少し聞いただけで、先の内容を勝手に予測し、間違った解釈をしてしまうことがあります。または、そもそも話を聞けていないことさえありますえーんえーん

実はこれは人間の脳に備わった仕組みらしいので、特性のある人だけに起きるものではありません。ただ、私を含めASDやADHD傾向がある方、また診断はされていなくても「そういう特性があるかも」と感じている方には、この傾向がより強く表れやすいように思います。

英語がわからないのではなく、「聞けていなかった」。

これは、会話の冒頭から相手の言葉をヒントに「きっとこういう話なんでしょ」と先読みしてしまう癖からきています。無意識に「予測できる範囲」でストーリーをまとめようとしてしまう。これが特性を持つ私たちには強く出やすいんですピリピリピリピリ

例えば、誰かが話し始めたときに「あ、こういうことだよね!」とか「次はきっとこう言うだろう」と想像して、決めつけて解釈してしまう。その時点で根本的に“聞けていない”状態なんですよね💦 しかも、その解釈は大抵間違っている…笑い泣き笑い泣き

さらに厄介なのは、解釈がズレるだけでなく、相手が一生懸命話してくれているのに、頭の中では全く別のことを考えていて、内容が一切入っていないこともあるんです。これはもう、とほほ…ですよね笑い泣き

どうやら脳内ではこんなことが起きていたようです。

ADHDの傾向

ADHDの特徴を持つ場合は、衝動性や待てなさが関係して、相手が話し終わる前に「こういうことでしょ!」と割り込んでしまうことがある。
▶︎これは脳が先に思考を走らせてしまい、抑制するのが難しいために起きやすい現象で、結果的に「違う、違う!」となりやすい。

さらに注意が散りやすい特性から、話を聞いているつもりでも途中で全く別のことを考えてしまうこともある。
▶︎この場合は「ミスリード」ではなく、単純に「上の空」で話が頭に入っていない。

ASDの傾向

ASDの特徴を持つ場合は、パターン認識や思い込みの強さが関係して、相手の話の冒頭から自分なりの論理や文脈を組み立てて「きっとこういう話に違いない」と結論づけやすい。
▶︎この場合、話を遮らなくても、心の中で「決めつけ」が強く働いているので、食い違いが生まれやすい。

また、興味関心が限定的なため、相手の話題が自分の関心領域から外れていると、表面的には聞いていても心が別のことに向いてしまうことがある。
▶︎これも「上の空」で聞いていない状態につながる。

両方の場合(ASD優位のADHD←私です)

ADHDとASDの特徴を両方持つ場合は、これら二つの傾向が同時に働きやすく、両方の傾向がミックスされる。

ミスリードの場合
・ADHD的に「待てない → 先走る」
・ASD的に「思い込みが強い → 勝手に論理を固める」
▶︎つまり「待てない×思い込み」のダブルパンチで、かなり早い段階から強固に“勝手な結論”を作ってしまいやすい。

上の空の場合
・ADHD的に「注意が散って別のことを考える」
・ASD的に「関心外の話題にハマれず、頭の中は自分の関心領域に戻ってしまう」
▶︎つまり「気が散る×興味が限定される」で、そもそも相手の話に乗りにくい。


こうした二重のクセがあるからこそ、「聞いていないわけではないのに、聞けていない」という状況に陥りやすいんですねニヤニヤ 私の場合、相手の話の冒頭を聞いただけで「なるほど、こういうことね!」と感覚的に飛びついてしまうことがよくあります。
しかも、その時点で頭の中には“勝手に組み立てたストーリー”が完成してしまっている・・・その結果、相手から「違う〜!」と訂正されるやり取りがよく起きてしまう、という構図です真顔電球

特に、気をつかわずに自然に話せる家族との会話や、集中しにくい複数人での会話の場面で、こうしたことが頻繁に起きている気がします。

気づけたからこそできる対策

相手の話を勝手に先読みしてミスリードしてしまうことや、気づいたら別のことを考えていて「実は聞けてなかった」ということ。これらは英語力の問題ではなく、私自身がもともと持っている脳の特性から来ていたんだとわかりました。もちろん、この課題はこれからもずっとついて回ると思います。

ただ、「気づいた」時点で、半分くらいの課題は解決されているんじゃないかとも感じていますびっくりマークびっくりマーク

そういう傾向が自分にあるんだと気づけた人に、ぜひ伝えたい!おめでとうキラキラキラキラと!!!だって、気づくことができれば、「工夫」できるのだからニコニコ気づきさてここからは、私が現時点で実施しているその工夫を、皆さんと分かち合っていきたいと思います^^

聞く姿勢を意識する

  • 相手の話を最後まで聞く と自分にリマインドする。
  • 「結論を言いたくなったら一呼吸おく」とルールを決める。
  • 相手の話を途中でまとめないように意識する。

注意が飛びやすい時は「聞く環境」を整える

  • スマホを見ない
  • 別の作業をしながら聞かない
  • 短時間で話を区切る 👉 ADHD的な「上の空」を防ぎやすくなる。

自分の特性を周りに伝える

  • 「話の途中で勘違いしやすいから、遠慮なく訂正してね」などと伝えておく 👉 国際結婚や英語圏での生活にも役立つ。

まとめ

アメリカ留学中には必死に向き合っていた「英語」も、オーストラリアに来てからの数年は、“困らない”英語力があったが故に、“なんとなく”使い、曖昧にしてきてしまいました。そこには少し後悔もあるのですが、でも!!!今からまた新たなスタートを切ればいいじゃないかデレデレそんな心境でいます^^
もはや私にとって、英語をマスターする旅は、終わりなき戦いのようなものです。でもその旅路をこうして皆さんと分かち合うことで、自分の特性を踏まえた工夫を重ねながら、一歩ずつ確かに進んでいける。そう信じています!これを読んでくれている方も一緒に、今日できる一歩を重ねていきましょうハートコーヒー

それでは…See you next time :)✨

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