こんにちは!海外生活10年になるYukaです
アメリカ留学やオーストラリアでの生活を通じて
気づいたことや経験したこと、挑戦していることなどを、このサイトのブログやYouTubeなどで、
共有させてもらっています
今日は先日観た映画について、アジア人として思うところがあったので、感じたことを書いておこうと思います
オーストラリア映画「The Boys」
先週末、家族団欒をしていたところ
トリちゃんがテレビで映画を流し始めました!
その名も「The Boys」
1998年のオーストラリア映画です🎞
面白そうだったので私も見ることに!
映画は、3人の兄弟を中心に描かれていて
(タイトルの「Boys」はこの3人のこと)
彼らと母親、そしてBoysの彼女たちが、一つの家で暮らしている。
そんな生活の様子が中心になっています
そもそも始まりは、長男が刑務所から出所した場面から始まります。
職がなく、粗野なオージーアクセントで言葉も侮辱的。女性に対しても、言動共に暴力的な場面も多々ありました。
こういった人々はオーストラリアでは
*「Bogan(ボーガン)」と呼ばれています。
※「Bogan」は、教育や経済的に恵まれない層の人々を指すことが多く、粗野な言動や生活スタイルと結びつけて使われるスラングです。ポイント
「bogan」は本来ネガティブなニュアンスが強い言葉ですが、使い方次第で雰囲気が変わります!
友達同士で軽く「You’re such a bogan!Lol(めっちゃboganだな!)」と冗談っぽく言うこともあったりします。
例:
A 車のステレオをガンガン鳴らして登場!
B「You’re such a bogan. lol」
みたいな軽いノリで、周りを気にせず自分のやりたいように振る舞うAの姿に対して、Bは突っ込む形で、上記のように言えたりします
ただ、本気で言うと侮辱になり、「下品」「ガラ悪い」などと見下す意味合いになるので、言うときのトーンや、誰に対して言っているのか、という点も大事です。
まとめると:
・日本人がオーストラリア人に対して冗談で使うのはおすすめしない
・どうしても使いたいなら、相当仲良くなって、お互いにジョークを言い合う関係になってから
・それまでは「聞いたことあるけど、自分は使わない」くらいの距離感でいるのがベスト👌
日本語にはあまり対応する言葉がないのですが、
オーストラリア文化を知る上で重要なキーワードのひとつです
映画で印象的だったのが、アジア系カップルを嘲笑するシーン。
彼らは「Chin Ching Chinese!」と言いながら目を細める仕草をし、
大笑いをして通り過ぎるという場面・・・
実際、私もオーストラリアで生活する中で、
差別という差別はされたことはないにしろ
「あ、今アジア人だからバカにされたかな?」と思うことはあります
私がアジア人でいじられた実体験
例えば5年前のこと、ブリスベン近郊の駅前で
学校帰りの3人組の学生にすれ違いざま、そのうちの1人の女の子に
「Excuse me, Asian♡」と、わざと可愛らしく言われたことがあります。
「Excuse me, Asian♡」とは、
「ちょっとそこ通してね、アジア人さん♡」みたいな感じです。
私はその時ちょうど、駅前でUberを呼んでいて、
その運転手さんと位置確認の電話中でした
そんな中、「Excuse me, Asian♡」と言われた私は、一瞬フリーズしました…
(電話してるけどどうするか、、と脳の思考が一瞬でブワァ〜っと走ったを覚えています)
結局、Uberの運転手さんに、「ごめん!ちょっと待ってて!」と伝えて、気づいた時には
“Wait! — what did you just say!?”
(ちょっと待って、今なんて言った!?)
と言いながら、その女子学生たちを追いかけていました
結局、言い放った当の女子高生は足早に逃げてもういない!!笑
残った2人の学生は、1人は男の子で、やっべぇという顔つきで立ち尽くし、
もう1人の女の子は「Sorry, sorry, sorrry….」と、頭を下げて本気で謝ってきました。。。
大丈夫、あなたは何もやってないんだから、謝らないでね。言ってきたのは、逃げちゃったあの子なんだから。もう大丈夫だから行ってね!と
まさかの彼らをフォローする形になるも、そう伝え…
私もかけ足でUberの運転手さんのもとへ
Uberの運転手さんはインド出身の方で
彼も同じくアジア人でした
何があったの!?大丈夫だった??と心配してくれたので、話の全貌を伝えたところ
よくやったね!と同調してくれて…ほっこりしたのを覚えています✨
でもこの話も、はや5年前。
冒頭にお伝えした映画は約25年前。
時代の変化をリアルに感じた瞬間
2025年の今は?と言うと・・・
APT.という楽曲では、韓国系アジア人であるROSEと、黒人であるBRUNO MARSがコラボをして
大ヒット!!
オーストラリアのラジオでは、
オーストラリアの楽曲が次々と流れる中
突然韓国語と日本語が混じった曲が流れてきたり
こうしたステージ業界でも、アジア人が表立って活躍する時代に、ついになったんだと…
The Boysの映画を観てからの、APTが流れる時代に生きるこの感覚は、時代のワープ感を真に感じた瞬間でした。
2000年代やら過去の時代を考えると、
今のオーストラリアや他の英語圏の国々も
アジア人の私たちにとって、大分住みやすくなってるんだろうな、、、
そう感じました。
私が今、サポートワークのお仕事で担当しているクライアントのオージー男性も、日本人女性と交際をしたくて、どうやったら日本人の彼女をゲットできるか?と、目標達成を目指していたり♪
そもそも私自身が、こうして他国でオーストラリア人たちに囲まれながら
移民の日本人として生活を送り、周りの家族や友人、仕事関係でも、現地の人々に受け入れてもらっていること…
ありがたい時代に生きています。
いちアジア人として、日本人として、オーストラリアに住んでいて感じたことを、そのまま書いてみましたが…音楽や映画って、時代背景がよく伝わってくるので、面白いし考えさせられますよね

↑これがThe Boys、映画のジャケットを再現したもの。
※本物のポスターは著作権の関係で使用できないため、AIに雰囲気だけ再現してもらいました♪
これまた俳優さんたちの演技が素晴らしかった・・・だから余計リアルで怖いんです
おそらく日本語字幕での配信はされていないのですが(映画レビューも日本語では見つからなかったので)英語を勉強してる人で、オーストラリア文化に興味のある人は、ぜひ鑑賞に挑戦してみてほしいです
それでは、See you next time! 🧡
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