こんにちは!オーストラリアの田舎で、オージーのパートナーと5歳になる息子と暮らしながら、
フードトラックの開業準備をしているYukaです![]()
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今回は、
「勉強しても全然英語が頭に入らなかった私が、実際にやって効果があったこと」
について書いてみようと思います。
はじめに|英語がまったく頭に入らなかった私の話
私は21歳の時に、アメリカの大学に入学する形で留学しました。
その直前の1年間は、留学準備としてアメリカの大学進学向けの専門学校に通っていました。
当然その専門学校では、
いわゆる「留学準備」として英語の勉強もたくさんしました。
……が。
勉強しても、勉強しても、
本当に、まったく頭に入ってこなかったんです。
特に文法は壊滅的でした。
専門学校の時間はあっという間に過ぎていく中で、
「英語、全然自分のものになってないな…」
という感覚だけが、ずっとありました。😅
実際、当時すでに留学済みで英語を話せるようになっていた友人に、
専門学校で出された宿題のエッセイを見てもらったことがあったのですが、
「ゆかちゃん、まじか!
その英語力で行こうとしてるの?これはやばいぞ💦」
と、本気で心配されたほどです
笑
それでも、英語で生きるようになった今
そんな私ですが、
アメリカの大学を無事に卒業し、今では
- 英語で家族とコミュニケーションをとり
- 英語を使って仕事をし
- 妊娠・出産も英語環境で経験しました
✨
英語圏で暮らしていれば当たり前のことかもしれませんが、
留学前の私からしたら、どれも想像できない未来でした。
当時の私は、
レジで「袋に入れてください」と言うことすらできず、
そうした小さな要望を諦めていたくらいだったので…( ; ; )
勉強ができなかった理由は「性格」じゃなかった
「1年間も専門学校に通ったなら、それなりに力はついてたんじゃないの?」
と、今の自分でも思います。
でも正直に言うと、私は昔から
- つまらない
- 興味が持てない
- 関心が向かない
ことに対しては、まったく取り組めないタイプでした。
文法の説明を聞いても意味不明。
「なぜそうなるのか」が腑に落ちないと、
理解しようとすればするほど頭に入らない。
単語の暗記も同じでした。
なので今思えば、
専門学校での準備期間が3ヶ月でも2年でも、
英語力の結果は大して変わらなかったかもしれない
というのが正直なところです。
当時の私は「英語を身につけたい」と思ってはいましたが、
それ以上に、
- 英語を使って生活したい
- 現地の学生と同じ環境で過ごしたい
という気持ちの方が強かったのだと思います。
だから私の場合は、とっとと“現場”に行った方がよかったタイプだったんだなと、
今は自覚しています。
渡米後に気づいた、自分の特性
最近になって分かったことですが、
私は ASD優位のADHD という脳の特性を持っています。
だから、
- 興味が湧かないこと
- 楽しいと思えないこと
に長時間集中し続けるのが、
そもそも難しかったのだと思います。
ただし、専門学校に通った1年間が無意味だったかというと、
決してそうではありません。
- 大学の課題の仕組み
- 課題の量
- エッセイの書き方
こうした「大学で生き残るための知識」を教えてもらえたことは、
本当に大きな助けになりました。
渡米直後にぶち当たった壁と、初めて出会った自分
渡米直後の日記には、
「やべぇ💦 言ってること、なんもわからん。笑」
と書いてありました(笑)
さらに、寮で同室だった日本人の女の子に、
影で英語力を叩かれていたこともあり…
なかなか散々なスタートでした。
でも、そのおかげで
私の負けず嫌いに火がついたんですよね。![]()
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「こうなったら、やってやるぞ」と。
現場に行った私は、
自分から机に向かって勉強するようになりました。
(高校までの私からは考えられない変化です)
実際に「効果があった」と感じたこと
ここからは、当時の自分を振り返って
これは本当に効果が高かったな![]()
と感じるものを挙げていきます。
興味のあることを「英語で」学ぶ環境
私は、言語学を専攻したのですが、もしここで言語学以外の興味のない専攻を選んでいたら、多分卒業できていなかったと思います。
例えば、履修過程の中で必要だった単位で、他言語の授業を選ぶ必要があったのですが、私はスペイン語に興味があったのでスペイン語を取りました。要は、スペイン語を英語で学んだわけですが、その時の吸収力には、自分でも驚いたのを覚えています。テストと言えば赤点ばかりだった私が、ここでは毎回A−または A+。ものの1学期間の学びで、教授とスペイン語で受け答えをするという、期末実技テストも難なく突破。これは今思えば、私の興味が集中力に結びついた環境だったからだなと思っています。
寮生活を選んだこと
私は迷わず寮を選んだのですが、この選択は本当に正解でした![]()

ネイティブの学生が常に近くにいて、
分からないことがあれば、すぐに聞ける環境。
私は「とにかくスラングを教えてほしい!」と、
同じ寮に住む学生たちに言いまくっていました(笑)
するとある日、
「キッチンにメモを置いておいてよ♪思いついたら、書いておくから」
と言ってくれた子がいて・・・![]()
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キッチンのカウンターに置いたそのメモには、
日に日にスラングが書き足されていきました。
その言葉の意味や使い方を確認しながら、
みんなとやり取りしていた時間は、今でも忘れられない思い出です。
それに、食べ物をシェアすることも日常でした。
私が日本食を作ってみんなで食べたり、逆に作ってもらったものを分けてもらったり。
肉じゃがと、トロッとしたタレで仕上げる厚揚げは特に人気で、
「お願いだからもう一度作って!!!」と本気で頼まれることもありました![]()
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英語が完璧じゃなくても、同じものを食べて、同じ時間を過ごすことで、
自然とアメリカ人の学生との距離が縮まっていった感覚があります。
自分の強みを活かせる場所に身を置く
日本でチアリーディングをやっていた私は、アメリカの大学でもチア部に挑戦しました。
自分の強みを活かせる場所に身を置く
日本でチアリーディングをやっていた私は、アメリカの大学でもチア部に挑戦しました。
英語には自信がありませんでしたが、トライアウト(チームに入るための実技選考)を受ける中で、
運動や経験という自分の強みが評価され、チームの一員になることができました。
英語力ではなく、「これならできる」と思えるものがあったことで、
チームの中で対等に存在できている、そんな感覚を持てたのは、私にとってとても大きなことでした。
→ 得意な領域に飛び込んでみる。
これは、本当におすすめです。
リピーティング・ディクテーション・シャドーイング
当時、私はCD付きの教材を使って、ひたすら音を真似する練習をしていました。
※実際に使っていたのが、この本です▼

👉 ゼロからスタートシャドーイング
https://amzn.to/4j3p0nj
※現在は、同じ著者・出版社から内容をアップデートした改訂版(2017年版)も出ていました▼
(これから始める方や、新しい音声・構成で学びたい方には、こちらの方が手に取りやすいかもしれません。)

👉 ゼロからスタートシャドーイング[改訂版]
https://amzn.to/4sdf5zJ
このCDのネイティブの音声を聞いて、まずは止めながら一語ずつ真似する。
慣れてきたら、音声に少し遅れてついていくようにして、少しずつ英語のリズムや発音の感覚そのものを身につけました。
特に最初の方に出てくるフルーツなどの簡単な単語、これだけでも、
Orange、Strawberry 、Watermelon など、日本語にはない音やリズムを感じるのに、
とても良い練習になりました ![]()
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好きな洋楽を真似して歌う
英語は、単語同士がつながって別の音に聞こえることがよくありますよね。
洋楽を一曲丸ごと、アーティストと同じように歌えるようになるだけでも、
発音やリスニングに、かなり効果的であると感じています。
これは小学生の頃から、「勉強」と思わずに楽しくやっていたことでしたが、
後から振り返ると、とても大きな助けになっていました ![]()
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おわりに|英語は「努力不足」じゃなかった
英語ができなかったのは、努力が足りなかったからでも、頭が悪かったからでもありませんでした。
ただ、自分に合わない方法を続けていただけ。
もし今、「英語が伸びない・・・」と立ち止まっている人がいるとしたら、
ちょっとやり方を見直すだけで、何か変化があるかもしれません![]()
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